特徴だけ見ると大変素晴らしいですが、CFRPにその全ての特徴があるわけではありません。
☞ お客様の要求に合うように、使用している樹脂や繊維の方向を設計することで初めて色々な性能が発揮されます。

＜鉄＞塊から削って形を作る

＜CFRP＞プリプレグというシートを型で成形して形を作る

簡単に説明すると、このような違いがあります。
CFRPは基本的には型成形なので、複雑な形状は製作しづらいです。
☞ CFRPは型が必要になることが多い

CFRPは炭素繊維があることで強度を発揮します。
そして、その繊維の方向が強度を保つために非常に重要になります。

見た目が綺麗、加工時に剥離が起きにくいなどの理由で表面に使用されることが多い。

☞ CFRPは繊維の方向が大事になる
実際には、使用する樹脂によっても大きく性能は変わります。

要求される強度や仕様によって積層する方向、厚みを決定する。
そうすることで、CFRPの特性を最大限に活かした物を作ることができます。（軽量化、強度）

必要な物性がわからないと、全てのカバーをしないといけなく、
不必要な方向にも強度を持たせたり、必要以上に厚くしないといけなくなり、費用が高くなってしまいます。

☞ 必要な強度、用途によってどのように積層するかを決める必要がある。